複数のWebサービスで共通のパスワードを使用していないか調べるツール 21
これをネットサービス化して不特定多数のパスワードをゲットしよう 部門より
複数のWebサービスで共通のパスワードを使用する危険性は以前から指摘されているが、このような共通のパスワードを使用しているサービスを調べるコマンドラインツール「shard」がGitHubで公開された(GitHub — shard、Ars Technica、、Register)。
shardはユーザー名とパスワードを指定して実行することで、FacebookやLinkedIn、Reddit、Twitter、Instagramで共通の認証情報を使用していないかどうかを確認できる。認証情報の書かれたファイルを指定することで、複数の認証情報をまとめて確認することも可能だ。
作者のPhilip O'Keefe氏は多くのWebサービスで共通のパスワードを使用していたが、LinkedInから流出したパスワードの中に自分のパスワードが含まれていることを確認したためshardを開発したという。
shardはアカウントを保護するために開発されたツールだが、攻撃者が悪用することも容易だ。調査先のサイトはモジュール化されているため、モジュールを作成することで任意のサイトを追加できる。