GoogleがAndroid Developersサイトで公開している
Androidプラットフォームバージョンごとのデータによれば、Android 6.0 Marshmallowのシェアが15%を超えたようだ。
今回のデータはPlayストアアプリが8月1日までの7日間に収集したもので、0.1%未満のバージョンは除外されている。Marshmallowの増加分は1.9ポイントで、シェアは15.2%。Android 5.0 Lollipopは0.2ポイント減の14.1%だが、Android 5.1 Lollipopが0.6ポイント増の21.4%となったため、Lollipop全体のシェアは0.4ポイント増加して35.5%となった。
このほかのバージョンは2月から0.1%を維持しているAndroid 2.2 Froyoを除いて軒並み減少しており、Android 2.3.x Gingerbreadは0.2ポイント減の1.7%、Android 4.0.x Ice Cream Sandwichは0.1ポイント減の1.6%、Android 4.1.x~4.3 Jellybeanは合計1.1ポイント減の16.7%となっている。Android 4.4 KitKatは0.9ポイント減の29.2%となり、2014年11月に30%を超えて以来初めて30%を割った。
なお、このサイトのデータは多くの場合、各月の第1月曜日で終わる7日分となっており、通常は前回の調査が終了して3~4週間後に次の調査が開始される。しかし、
7月分は第2月曜日で終わる7日分のデータとなっていたため、今回は前回分から2週間後に調査が開始されたことになる。Marshmallowの今回の増加分は
2.6ポイント増加した6月や3.2ポイント増加した7月と比べて少なくみえるが、6月と7月はそれぞれ前回のデータ収集から4週間後の調査だったので、実際には増加幅が大きくなっている可能性もある。
次期バージョンのAndroid 7.0 Nougatは
Nexus 9/6/5X/6Pを対象に、
今月ロールアウトされるとも報じられている。GoogleではNougatを搭載した次期Nexusの発売日をまだ発表していないが、LGでは
Nougat搭載の新モデルLG V20を9月に発売するそうだ。KitKatとLollipopはリリースから1年半ほどでプラットフォームバージョン別シェア1位となり、以降は緩やかにシェアが減少していく傾向がみられる。NougatはKitKat~Marshmallowまでのバージョンと比べて早めのリリースになるようだが、シェア動向にはどう影響するだろうか。