GmailがLinus Torvalds氏あてのメールを大量にスパムと誤判定 41
妨害 部門より
Torvalds氏はGmailチームにあてたメッセージをGoogle+で公開。以前Gmailのスパムフィルターについてほめたことをすべて取り消さなくてはならないようだと述べ、何が起こったのかを説明している。大量の誤判定が始まったのは7月13日で、Linux Kernel Mailing List(lkml)など、メーリングリストのメッセージが主に誤判定されたようだ。Torvalds氏はスパムフォルダー内のおよそ3,000スレッドから1,190スレッドをスパムではないと手作業でマークしたとのこと。中にはパッチの添付されたものも含まれていたという。
Linuxカーネル開発はlkml経由での連絡に大きく依存している。Torvalds氏は今回の件を大惨事だとし、このように高い誤判定率がスパムフィルターを使えないものにしてしまうなどと述べている。Gmailチームは9日、Gmailのスパム誤判定率が0.05%以下であると公式ブログの記事で説明しているが、残念ながらTorvalds氏のGmailアカウントでトラブルが発生したのはその数日後のことだった。