Microsoftは15日、Windows 10ビルド10240のWindows Insiderプログラム参加者向け配信を開始した(
Blogging Windowsの記事)。
ビルド10240は
Windows 10のRTMビルドになったと報じられており、デスクトップ右下に表示されていたInsider向けビルドであることを示すウォーターマークが表示されなくなっている。EULAも製品版のものに内容が変更されているようだ。ただし、MicrosoftのGabe Aul氏はRTMには言及せず、7月29日に配信されるビルドに一歩近づいたとのみ述べている。新OSリリースに並行して修正プログラムの準備も進めているとも報じられているが、実際にビルド10240へのアップグレード後にWindows Updateを実行すると、セキュリティ更新プログラム(KB3074663)のインストールが実行された。7月29日までにはさらに多くの更新プログラムが追加されている可能性もある。
Aul氏はビルド10240での変更点については特に触れていないが、Microsoft Edgeのパフォーマンスがさらに向上したと述べている。本ビルドのMicrosoft EdgeはChromeと比較してWebKit Sunspiderでは112%高速、Google Octaneでは11%高速、Apple JetStreamでは37%高速とのことだ。
ビルド10240はWindows Updateでのみ配信され、ISOイメージは提供されていない。FastリングだけでなくSlowリングに設定している場合でも適用されるが、Insider Programに登録したMicrosoftアカウントでログインしている必要がある。