日立のメインフレームで使われたSHA-1実装の論理図面が公開される 41
読める方どうぞ 部門より
「IBMより5倍速かったSHA-1の論理図面」が公開された。
これは日立製作所のメインフレーム「MP5600EX」の暗号装置として製品化されたものの原案となったものだそうだ。これを使ったSHA-1実装は当時IBMが提供していたものよりも5倍以上高速だったという。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
「IBMより5倍速かったSHA-1の論理図面」が公開された。
これは日立製作所のメインフレーム「MP5600EX」の暗号装置として製品化されたものの原案となったものだそうだ。これを使ったSHA-1実装は当時IBMが提供していたものよりも5倍以上高速だったという。
NET Framework 4.6とVisual Studio 2015のRTM版がリリースされた(Developer Tools Blogs)。
タレコミ人はまだ移行していないのだが、スラドにはすでに触っている方々も多いと思う。どんなものだろうか?
Visual Studio 2015は無料で利用できるCommunity版と、Professional版(1199ドル)およびEnterprise版(5999ドル)が用意されている。Community版は個人利用や教育・研究およびオープンソースプロジェクトでの利用の場合は無制限で利用できる。
7月16日、GCC 5.2がリリースされた。バグの修正が中心のリリースで目立った機能の追加等はないが、修正されたバグの中にはいくつか興味深いものがある(変更点、 OSDN Magazineの記事)。
たとえばBug 36043は、関数呼び出しでサイズが2^nバイトでない構造体を渡した際に、レジスタに展開される場合のアライメント処理に問題があり、SIGSEGVが起きるというものだ。これは実際のデータよりも多めにレジスタに読まれるだけなので、プログラムの動作自体には問題ないはずだ。ただし、管理領域の外のページがレジスタ上にロードされる可能性があり、まともなOSとCPUはこれを検知してSIGSEGVを発行する。この様な基本的なバグがまだ残っていたというのは驚きである。
その他、C++周りでペーストミスとみられるバグが修正されたり、std::nullptr_tのアライメントが変更されたりしている。また、GCCは変数テンプレートとconstexprとODRが組み合わさってリンクエラーが発生する傾向があったが、それについても修正されている。安定的にC++14を使えるのはずいぶん先になりそうである。
米国家安全保障局(NSA)が、ネットワーク接続されたシステムのセキュリティー標準への準拠を維持するサイバーツール「Systems Integrity Management Platform(SIMP)」をGitHubで公開した(プレスリリース、 OSDN Magazineの記事、 iTnews.com.auの記事、 Slashdotの記事)。
NSAによると、米国では国防総省のほか、各情報機関で構成する情報コミュニティーの準拠要請により、複数の政府機関や企業がSIMPに似た技術を開発しているという。SIMPの公開により重複した取り組みを減らし、コミュニティー内での連携を強化できるとしている。ライセンスはApache License v2.0で、現在のところRed Hat Enterprise Linux 6.6/7.1およびCentOS 6.6/7.1-1503-01に対応する。
Microsoftが15日にWindows 10のRTMにサインオフしたと報じられている(The Verge、Neowin)。
RTMのサインオフは7月9日と報じられていたが、今週に延期されていた。The Vergeの情報提供者によれば、RTMとなったのはビルド10240。RTM到達がアナウンスされるのかどうかは不明だという。ビルド10240は最初にWindows Insiderプログラム参加者へロールアウトされるが、新OSリリースに並行して修正プログラムの準備も進められているとのこと。
一方、Windows 10の一般リリースに向け、PC版Insider Previewの提供が一時中断している。Windows Updateでのビルド10162およびビルド10166の提供は終了しており、ISOイメージの提供も中断している。また、以前提供されていたプリリリース用のプロダクトキーで新たにアクティベーションすることはできないという。Windows Insiderプログラム参加者には、次のビルドがプロダクションチャネルを通じて配布されることになるとのことだ(Blogging Windows、PCWorld)。
ホテルや旅館に詰めて開発を行う「開発合宿」というのが流行しているそうだが、これに向けて湯河原の旅館「おんやど恵」が開発合宿に特化した宿泊プランを提供しているそうだ(INTERNET Watch)。
元SEという主人が考案したものだそうで、深夜でも利用できる施錠可能な会議室や無線LANを提供するほか、夜間の入浴などにも対応。価格は1泊2食付きで1人1万円から。別途有料でコーヒーや弁当などの提供も可能だという。
設備に関してはリンク先を参照頂くとして、このような開発合宿をしたことがある/予定がある方がおられたら、その効果や問題点についてご教示頂きたい。
Linux 4.2-rc(リリース候補版)1が7月5日にリリースされた。変更された行数で見ると過去最大のrcになるという(メーリングリストでのアナウンス、V3.co.uk、The Register、Phoronix)。
Linus Torvalds氏によれば、4.2-rc1では100万行以上のコードが追加されおよそ25万行が削除されたという。およそ49%がAMDの新しいGPUドライバ関連のものとなっており、単一のドライバがパッチ全体の半分近くを占めるという、少し変わった状況になっているそうだ。一方、その他の変更点はいたって普通で、主にドライバーやアーキテクチャーの更新のほか、ファイルシステム関連の変更などが含まれる。ただしアーキテクチャー関連では、安定していてあまり変更されることのないローレベルのx86コードの一部で整理が行われた点が通常とは異なるとのこと。
なお、4.1-rc1はコミット数でみても過去最大級といえるが、3.15-rc1よりもわずかに少ないという。また、3.10-rc1のコミット数は4.2-rc1と同じぐらいであり、ファイナルリリース版ではさらに増加している。ただし、rc-1以降では多くのコミットをマージしない方向に進んでいるため、4.2が3.10と比較するほど大きなリリースになるとは考えていないようだ。
MicrosoftがWindows公式ブログにて、Visual Basic 6(VB6)のランタイムがWindows 10でもサポートされることを明らかにした。
VB6は今から約17年前の1998年にリリースされた開発ツールであり、.NETではない「旧来型VisualBasic」の最後のバージョンである。開発ツール自体のサポートはとっくに終了しているが、経験の少ないプログラマでも短時間で開発を行うことが可能なシンプルな構造であることから、未だに根強い人気がある。
約3年前に、MSDN MagazineのコラムニストDavid Platt氏が「ビールを賭けてもいい。MicrosoftはWindowsが9や10になってもVisual Basic 6をサポートしなければならないだろう」と述べていたことがスラドで話題になったが、この予測は見事に当たったようだ。
2010年より続いているOracleとGoogleのJava APIの著作権侵害を巡る裁判だが、米最高裁は29日、Google側の上告を却下し、Java APIは著作権法の保護対象であるとした2014年の控訴裁の判断を確定させた(ITpro、CNETの記事、Slashdot)。
この裁判は、2010年のSun Microsystems買収によってJavaの権利を得たOracleが、Googleに対しAndroidでJava関連特許および著作権を侵害しているとして提訴したもの。特許やソースコードについては地方裁判所の時点で問題がないことが明らかになっており、APIが争点となっていた。
これについて、一審の米カリフォルニア州北部地域連邦地裁ではプログラムコードのみが著作権の保護対象であり、APIは保護対象にならず、また宣言やヘッダーについては同じ機能であれば異なる実装でも同一の記述となるため著作権保護の対象外という判断が下されていた。
いっぽう二審の米連邦巡回区控訴裁判所では、「コードの宣言や構造、シーケンス、37のJava APIパッケージの構成」について著作権保護対象になるとの判断を示していた。
今回の決定により、APIは著作権により保護されているとする控訴裁判所の判断が確定する形となり、Googleにはライセンス料と10億ドルもの損害賠償が命じられる可能性がある。
ただし、APIが著作権保護の対象であっても、フェアユースの下に利用可能だとする余地は残っており、今後その点について下級裁判所で再度審理が行われるという。
先日、MicrosoftがAsk Toolbarをマルウェアとして扱うと発表したことが話題になった。Ask ToolbarはJavaランタイムにも同梱されており、Javaのインストールやアップデート時に気を抜くとインストールされてしまう。しかし、今後OracleはAsk Toolbarとの提携を打ち切ることにしたそうだ。その代わり、新たにYahooと提携することになったという(ITWORLD、ZDNet、Slashdot)。
Yahoo!のマリッサ・メイヤーCEOが株主総会で発表したもの。7月からはJavaランタイムをインストールもしくはアップデートするユーザーに対して、Yahooをブラウザのデフォルトの検索エンジンおよびホームページにするよう促す画面が表示されるようになるという。
Adobeのマカフィーもそうだが、PCに知識のない人ほど気がつかず入れてしまうので、もうちょっと何とかならないものだろうか。
※ただしPHPを除く -- あるAdmin