なぜAppleやGoogleは独自のプログラミング言語を作るのか 55
新言語ブーム 部門より
最近注目されているGoやSwiftといった言語は、それぞれGoogleおよびAppleが開発したプログラミング言語だ。Red HatもCeylonというプログラミング言語を開発しているし、すでにWindows環境で広く使われるようになっているC#はMicrosoft発の言語だ。FacebookもHackという言語を公開している。このようにIT大手企業が独自のプログラミング言語を作る理由について、Business Insiderが理由を考察している。
これによると、これらの企業はこれら言語から直接利益を得ているわけではない。しかし、人材を集める際に独自の言語を持っていることがメリットになるという。たとえばGoogleは同社サービスの実装にGoを使っているため、Goを理解している開発者を雇うことでトレーニングの手間を減らすことができる。言語やライブラリをオープンソース化することで、社外の開発者がそれらの問題を解決してくれることも期待できる。
また、AppleのSwiftでは、より迅速に安定したアプリケーションを実装できるようになるという。これによってアプリケーションの品質が向上し、それによってプラットフォームの価値が向上するというメリットもあるそうだ。