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LinuxBIOS自身は、周辺機器とメインボードを初期化する最小限のコード「だけ」を持っている。後の必要なことはLinuxカーネルが代わりにやるので、そういうLinuxカーネルにちょうど充分なものだけを初期化する。LinuxBIOSはカーネル自体を含まない。初期化が終わると、LinuxBIOSはペイロード(payload)へ実行を移す。多重ペイロードはまだ実現されていないが議論は続けられている。ペイロードは元々、フラッシュROMに入れたLinuxカーネルを意図していた。フラッシュROMの容量拡大率は楽観視されていたが、現在、カーネルに充分な容量を持つフラッシュROMを本当に持つメインボードは多くない。512KBはあちこちで見かけるが、1MBのボードは僅かだ。最近のカーネルは実際、メガバイトが必要なので、RAMディスクの初期化用にはたった300〜400KBしか残らないだろう。アプリケーションによっては小さすぎるかもしれない。そういう訳で他のペイロードが使われる。主な2つはFILOとEtherbootだ。FILOはIDEデバイスのファイルシステムからカーネルをロードする。EtherbootはネットワークまたはIDEデバイスのファイルシステムからカーネルをロードする。FILOを使う場合、FILOがロードするまでLinuxカーネルは(マシン上に)存在しない。そしてFILO(またはEtherboot)がロードするカーネルがきっと貴方のシステムで実行したいものだろう。rootとinitコマンド行を正しくセットアップしさえすれば、Linuxカーネルはinitを開始できる。使用できるペイロードLinux --- Linuxカーネルを直接ブートする。FILO --- ファイルシステムをサポートするシンプルなブートローダ。Mitch Bradleyの Open Firmware --- IEEE1275-1994 Open FirmwareCodeGenの SmartFirmware --- IEEE1275-1994 Open FirmwareOpenBIOS --- IEEE1275-1994 Open FirmwareEtherboot --- FILOを含み、そのFILOはSATAとUSBからのブートをサポート。ADLO --- 16ビット版Bochs BIOSに対するGlue(糊付け)レイヤ。Windows 2000とOpenBSDをブートできる。Plan 9 --- 分散オペレーティングシステムのひとつ。memtest86 --- RAMのストレステストが可能。GRUB2 --- FILOの後継になるが、まだ動いていない。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
なんつーか (スコア:1)
#BSDをもっと見直してあげて下さい
Re:なんつーか (スコア:4, 参考になる)
(核爆弾の研究で有名な)アメリカ国立ロスアラモス研究所の先端コンピュータ研究室が既存のPC/ATアーキテクチャ機のBIOSでは不可能な、分散コンピューティングを電源を入れた時点から迅速に行えるようにするにはどうすれば出来るかと検討したのがそもそもの発端のようで、
その中で使用環境やプラットホーム(マザーボードの機能や構成)に応じて色々な(先に冷却ファンを廻してか
チョンボ訂正(Re:なんつーか) (スコア:5, 参考になる)
従って、
>従って、「名前なんか飾りです。偉い人には(以下略)」って感じなんでは無いですかね、実際の所は。
は取り消します m(__)m
再度詳しく読んでみましたが、仕様的には既存のBIOSではなく、PPC MacやWSなどで使われていたOpenFirmwareとredhat社のOSSでマルチプラットホームなブートローダである、REDBOOTを足して二で割ってマルチタスクにしたと言う感じのようですね。
# 仮想コンソールつきのカーネルを入れるとなると、今売られているマザーボードで良く使われている
# 4Mbit(512KBytes)のFlash ROMでは厳しそうですね…
Re:チョンボ訂正(Re:なんつーか) (スコア:5, 参考になる)
=^..^=
Enjoy Computing, Skiing, as much as Horse Racing.