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Railsはアジャイルな開発にはとても向いていると思いますが、日本の企業では今でもDOAとWaterFallに基づく局面毎の開発を用いる企業が多いです。 Javaを使う場合にもオブジェクト指向を使わないことを前提にしたりします。 例えばDOA+ [doaplus.com]をご覧ください。
大手の情報企業だけでなく、お客様先の情報部門、子会社を始め、皆新しい技術、開発プロセスには逃げ腰な傾向があります。これは優秀な技術者が少ないことも原因かと思われます。他のリプライにもありましたが、少数精鋭には向くのでしょうが、現在精鋭が非常に足りておりません。人月を放り込む力技を好む業界ではこのような開発プロセスを取り入れることに対し、皆及び腰です。また多くの開発者自身も情報処理試験やMS、Oracleなどの資格試験には興味がありますがこのような技術を知っている、興味を持っている者は非常に少なくなかなか広まらない背景もあると思います。
アジャイルやRUPでもそうですが、開発プロセスの変更には契約体系の変更にもつながり乗り越える壁が多く移行に対する問題点として認識されています
RailsをWaterfallにて使用することは不可能ではありませんが、それではRailsを使う魅力が半減してしまいます。まずは紙先行である開発プロセスを変更しなければRailsのようなツールの普及は進まないと思います。
またRubyとRoRにはオープンソースであるという「問題」があります。一部の企業だけの話であってほしいのですが、いまだオープンソースに対する不安は大きく、使用が進まない場合があります。オープンソースがJavaの技術革新を引っ張っている現状でも、IBMやOracleが製品にて正式にサポートを開始しなければ使用できない現場が多いようです。Eclipseのような開発環境であれば導入はとてもスムーズに進むのですが、Rubyのような実行環境になると問題が大きいようです。
ORMに対してはSQL支持者たちからの不安も大きく、RoRのような開発は好まない人たちが多いようです。これはDBのチューニング技術がSQL中心でなければいけないという考え方から起こります。JavaでもCMPからHibernateにいたるまで否定する人は多く、そのような人たちは自らSQLをマッピングするDAOを作成するようです。そのようなものの頂点にiBATISが存在するのですが、一部の企業はいまだオープンソースを使うことに抵抗が強くそれすらなかなか仕事では使わせてもらえません。
技術的な問題としてRoRはスケーラビリティに不安があります。実際に問題があるかどうかではなく、実績が足りないということが問題となっており、RoRに関する議論で常に話題となります。
さらにRubyにはパフォーマンスの問題があります。Rubyのパフォーマンスの現状は悪いと言わざるを得ません。これは作者のまつもとさんも認識されていることですが、Javaの現状に比べるとRubyのVM、JITの開発はまだ始まったばかりのレベルと言えるのではないでしょうか。多くの現場でRubyは十分なパフォーマンスを出すと思いますが、他言語との比較で常に語られる現場では動的言語を使用することを説得することは大きな苦労を伴います。
ただ、 業界ではRoRは非常に評判が良く、theserverside.comなどでも話題の中心です。 Javaの世界で有名なBruceTateの新作は「Beyond Java」だそうで、theserverside.comでは次にくるものは何か、Rubyはその席に座れるかで非常に盛り上がっているようでした。最近とみにRubyの評価は高く、多くの有名人がRubyを好んで使っております。PoEAAのMartinFowlerなどは自身のBlogなどでRubyのコードを披露されているようです。SeaserのひがさんもRoRは研究されているようですし、JavaでもTrailsというRoRをJavaでのコンセプトのフレームワークも出現しているようです。
このような開発方法がいずれ主流になると期待しています。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
利用例 (スコア:1, 興味深い)
Re:利用例 (スコア:3, 参考になる)
使いたいなら愚痴ってる間にまず自分で試してみて、メリットデメリットを理解して、
(プロジェクトに合った)良いものだと確信が得られれば、
今度はそれを上司なり客先なりにプレゼンして同意を得ればよいだけのことでしょう。
それすらもせずに実際のプロジェクトで使わせろというのでは無理も無い話。
そもそも自分でも使えるものかどうか分かってないものをPUSHするのはどうかしてると思う。
Re:利用例 (スコア:1, 興味深い)
チャレンジさせてもらえない土壌があるというより寧ろこのような行動を積極的にやる人が他国に比べて少ないのかもしれないですね。
Re:利用例 (スコア:1, 興味深い)
非効率的な開発をしているせいで忙しい部署は、
自分で試してみてメリットデメリットを理解してプレゼンをする時間が取れなかったりする。
卵が先か鶏が先か、みたいな悲しい話だけど。
Re:利用例 (スコア:0)
>自分で試してみてメリットデメリットを理解してプレゼンをする時間が取れなかったりする。
それは日本だけの話ではないですよね?
Re:利用例 (スコア:2, すばらしい洞察)
Railsはアジャイルな開発にはとても向いていると思いますが、日本の企業では今でもDOAとWaterFallに基づく局面毎の開発を用いる企業が多いです。 Javaを使う場合にもオブジェクト指向を使わないことを前提にしたりします。 例えばDOA+ [doaplus.com]をご覧ください。
大手の情報企業だけでなく、お客様先の情報部門、子会社を始め、皆新しい技術、開発プロセスには逃げ腰な傾向があります。これは優秀な技術者が少ないことも原因かと思われます。他のリプライにもありましたが、少数精鋭には向くのでしょうが、現在精鋭が非常に足りておりません。人月を放り込む力技を好む業界ではこのような開発プロセスを取り入れることに対し、皆及び腰です。また多くの開発者自身も情報処理試験やMS、Oracleなどの資格試験には興味がありますがこのような技術を知っている、興味を持っている者は非常に少なくなかなか広まらない背景もあると思います。
アジャイルやRUPでもそうですが、開発プロセスの変更には契約体系の変更にもつながり乗り越える壁が多く移行に対する問題点として認識されています
RailsをWaterfallにて使用することは不可能ではありませんが、それではRailsを使う魅力が半減してしまいます。まずは紙先行である開発プロセスを変更しなければRailsのようなツールの普及は進まないと思います。
またRubyとRoRにはオープンソースであるという「問題」があります。一部の企業だけの話であってほしいのですが、いまだオープンソースに対する不安は大きく、使用が進まない場合があります。オープンソースがJavaの技術革新を引っ張っている現状でも、IBMやOracleが製品にて正式にサポートを開始しなければ使用できない現場が多いようです。Eclipseのような開発環境であれば導入はとてもスムーズに進むのですが、Rubyのような実行環境になると問題が大きいようです。
ORMに対してはSQL支持者たちからの不安も大きく、RoRのような開発は好まない人たちが多いようです。これはDBのチューニング技術がSQL中心でなければいけないという考え方から起こります。JavaでもCMPからHibernateにいたるまで否定する人は多く、そのような人たちは自らSQLをマッピングするDAOを作成するようです。そのようなものの頂点にiBATISが存在するのですが、一部の企業はいまだオープンソースを使うことに抵抗が強くそれすらなかなか仕事では使わせてもらえません。
技術的な問題としてRoRはスケーラビリティに不安があります。実際に問題があるかどうかではなく、実績が足りないということが問題となっており、RoRに関する議論で常に話題となります。
さらにRubyにはパフォーマンスの問題があります。Rubyのパフォーマンスの現状は悪いと言わざるを得ません。これは作者のまつもとさんも認識されていることですが、Javaの現状に比べるとRubyのVM、JITの開発はまだ始まったばかりのレベルと言えるのではないでしょうか。多くの現場でRubyは十分なパフォーマンスを出すと思いますが、他言語との比較で常に語られる現場では動的言語を使用することを説得することは大きな苦労を伴います。
ただ、 業界ではRoRは非常に評判が良く、theserverside.comなどでも話題の中心です。 Javaの世界で有名なBruceTateの新作は「Beyond Java」だそうで、theserverside.comでは次にくるものは何か、Rubyはその席に座れるかで非常に盛り上がっているようでした。最近とみにRubyの評価は高く、多くの有名人がRubyを好んで使っております。PoEAAのMartinFowlerなどは自身のBlogなどでRubyのコードを披露されているようです。SeaserのひがさんもRoRは研究されているようですし、JavaでもTrailsというRoRをJavaでのコンセプトのフレームワークも出現しているようです。
このような開発方法がいずれ主流になると期待しています。
#長文、失礼しました。Re:利用例 (スコア:1)
と考えるべきな気がしますよ。
日本においては、日本語のドキュメントが不足しているのが問題ですが、
それはこれからおいおい解決していく・・・といいなぁ。
Re:利用例 (スコア:0)
↑
誰かの許可でも要るの?
Re:利用例 (スコア:1, 興味深い)
Re:利用例 (スコア:1, 興味深い)
開発環境やメソッドは提案すれば良いのではないでしょうか?
もしも、一切の提案が出来ない環境にあるとしたら、
それは御客様が「新しいもの」に抵抗があるのではなく、
貴方にそれだけの発言権が与えられていないと言う事では?
Re:利用例 (スコア:0)
つ[半可通な御客様]
Re:利用例 (スコア:0)
Re:利用例 (スコア:0)