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それはそれでわかるけど、これを、日本語ファイル名を使えるようにソフトウェアを改良することをさぼる言い訳にしてはいけないと思います。
それは、運用上の問題だと思います。日本語ファイル名が使えるからといって、それを(コンピュータじゃなくて人間が)読めない人に送るのは間違った行為です。それは、紙メディアのメールでも同じことでしょう。
日本語ファイル名を使える (ようになった) からといって、日本語ファイル名を使わなければならないということではありません。
同じ論理を使うと、ファイルの内容に日本語を使うことができるようになれば、日本語が読めない人に日本語内容のファイルが届いたり、緊急で日本語内容のファイルを扱わなければいけない状況になたらどうするんだろう? ということになります。テキストファイルの内容に日本語を使うことは現に可能なことですが、それは、まずいことですか? そうじゃないですよね。(でなければ、この議論さえ日本語で行うことができなくなりますよ)
すみませんが、正直言って、なにを心配されているのか、よくわからないです。「すべてのファイル名は、万一、日本語が読めない外国人に送らないといけないかもしれない場合に備えて、日本語は使っちゃいけない」ということでしょうか。その仮定 (すべてのファイルは、外国人が扱う必要が生じる可能性がある) は間違っていますし、仮に間違っていないとしても、日本語の使用を禁止する手段として「実装をさぼる」というのは間違った方法だと思います。
ちなみに、ファイル名は識別子なので、翻訳してはいけないと思います。
何だか、私のコメントから思わぬ方法に話が行ってしまっているようでちょっと困惑。
私は「実装をさぼってもいい」とは思っていません。ただし仮に日本語が使える場面でも状況によっては安易に使わない方がいいのではないか、ということを言いたかったのです。英語に比べて日本語は文字数が桁違いに多いので特別な入力方式が必要、というのは変えようのない事実ですから。結局
それは、運用上の問題だと思います。
は全くその通りだと思います。
何だか、私のコメントから思わぬ方法に話が行ってしまっているようでちょっと困惑
ぼくは wawawa さんのコメントのあたりからの文脈で話を進めてきたつも りです。つまり、 現実に使いたい人がいるのなら用意するべき、という意見に対して、 コマンドラインで入力するのが面倒だから、という意見がついたので、 それは実装しない理由にはならない、というコメントをしたのが始まりです。 でも、thor さんとは意見の相違はないみたいですので、これで終わりましょ う。つまり、運用で気をつけるべきだ、ということで合意ですね。具体的に どのように気をつけるべきかまでは、ここでは踏み込むつもりはありません。 それだけでひとつの話題になってしまうでしょうし、 ぼくは特にこの件に関して強い意見を持っていないので。 たぶん、「安易に使わない」の「安易」が具体的にどういうことか、 ということになるのでしょうが。
redbrick さんのほうが、ここでの議論の本筋です。それは別コメントで。
紙のメディアでも起こり得ると簡単に想像できるのですから、 Network 上ならもっとひどいかもしれない、とは想像できないのですか?
それは、ぼくが紙メディアの例を出した意図を誤解しています。 紙メディアには、何でも好き勝手な文字を書くことができますし、 海外に送ることもできます。しかし、だからといって、国内でのみ 使用すると決まっている本や手紙まで、アルファベットを使えと 主張するのは間違っていることでしょう? 想定される不具合 (たとえば、外国に手紙を出す際に、 カタカナで相手住所を書いてしまって行方不明になる) に対して、対策 (日本国内でさえ、日本語が使えなくなる) のもたらす不都合が大きすぎます。
世の中のファイルのうち、個人でしか使わないものは星の数ほどあります。 それらは、自分の好き勝手なファイル名をつけてもかまわないはずです。 他人と共有するファイルなんて、ごく一部ですし、外国人と共有するファイル なんて、そのまたほんのごく一部です。そのほんのごく一部について、 うっかり日本語を使ってしまう危険性を排除するために、 世の中の全ファイルに日本語を使えなくしてしまう、 というのはバランス感覚を欠いていると言えると思います。
各国語をファイル名に使えるようにするということは、 各人が間違って届けられた各国語で名付けられたファイルを 扱うのに、いちいち各国語のIMを使わなければならない 可能性もある
ええ、もちろん、わかります。最悪、入力もできないし、 下手するとワイルドカードで絞り込むこともできなくなる可能性も あります。でも、そんな、ほんのわずかの可能性 (数じゃなくて、 比率がわずか) のために、たとえば日本人の多くの小学生がパソコンを 使えるようになる可能性をつぶすべきだとは思えません。 ただ、問題があるのは確かですので、たぶんワイルドカードの拡張などの 方法で入力できなくてもなんとか扱える最低レベルを確保する 必要はあるでしょうね。他に問題はありますか?
外国人に日本語ファイル名のファイルを送るようなやつは、 たぶん、紙メディアの手紙でも、宛先をカタカナで書くなどの、 同じ間抜けなことをすることでしょう。 だからといって、なにか対策を講じるべきですか? その対策は、国内・国外を含む全ての手紙はアルファベットで書くべし、 他人に見せることのない個人的なメモでさえ英数字以外は使うな、 ということであるべきですか?
「すべてのファイル名は、そのnative文字以外を使用することを考慮していな いシステムに送らないといけないかもしれない場合に備えて、 コンピュータのnativeの文字であるascii文字以外は使ってはいけない」
まず、そんな備えをすべてのファイルに行うのは非現実的だ、 というのは以上に書いた通りです。それから、 コンピュータのnativeの文字、ですが、ぼくは今まで 「コンピュータじゃなくて人間の可読性」を議論してきたつもりなんですが。 つまり、コンピュータが可読になるように実装しよう、 という話に対して、コンピュータが扱えても人間が扱え なければ意味がない、という批判があり、それに対してぼくは、 それは実装の問題ではなく運用の問題だ、と答えてきたのが今までの 話の流れです。しかし、ここで話題を変えるのもいいでしょう。
現時点で、非 ASCII 文字を Linux/BSD 等でファイル名に 使うことは、個人利用でさえ、奨励できないと思っています。 実際に実装するとなると、エンコーディングは固定しないとだめで、 ロケール依存にはできないはず。そうなると、変換が一意に決まらないと ファイルの同一性が維持できなくなり破綻するので、 実際に非 ASCII 文字のファイル名が使えるようになるのは 遠い将来、Unicode 以外を使う人がほとんどいなくなってからの ことだと思います。で、現時点でこういうことを声高に主張することの 危険 (「Unicode 以外は実装側で禁止してしまうことにより、 Unicode への移行をユーザに強制しよう」 という勢力に加担することになってしまう) を考えると、じつはぼくは非 ASCII 文字ファイル名の実現については 消極派を自任しているつもりです。が、遠い将来、 ユーザの自主的な選択の結果として非 Unicode 文字集合が ほとんど使われなくなった時点では、非 ASCII 文字ファイル名は 当然導入すべきだと思っています。「ほとんど」というのがどれくらいか、 というのが具体的には問題になるでしょう。各国で事情は違うでしょうが、 すべての Linux/BSD ディストリビューションのデフォルトのロケールが UTF-8 になる頃、あるいは、非 Unicode 文字集合の地位が現在における EBCDIC くらいにまでマイナーになる頃、と思っています。 数年では実
#ここでのEBCDICって、文脈に合わない気がするんですけど(汗)、
いえ、そうではありません。現在、EBCDIC を使っている人が非常に少なく、ASCII (およびその上位互換なエンコーディング) を使っている人がほとんどなので、ASCII 以外を無視してものごとを進めることが多いわけです (たとえば、ASCII をファイル名に使い、それを誰かに送っても構わない、ということ)。日本語がファイル名として利用可能になるには、同じように、日本語を含むエンコーディング (たとえば、EUC-JP、UTF-8 など) が現在の ASCII と同じような地位に立つことが必要です。日本語を含むエンコーディングの中で、将来世界中で使われるようになる可能性があるのは Unicode でしょう、ということです。ただ、いまの議論ではそれを実装する手段が Unicode かどうかというのはどうでもいいことで、仮に世界が ISO-2022 でまとまりそうな気配であれば、ぼくは ISO-2022 を推したことでしょう。
それに、多くの小学生が、何の疑問もなく日本語名のファイルを使うような事態は、 わたしはむしろ避けるべきだと思ってます。 #最低でも、日本語実装ありで、理由とマナーを一緒に教えないとダメ。 ただ、日本語名のファイルが作れるから取っつきやすさが上がるってのは、完全に同意です。 #しかし・・・、日本語圏だけでそんな限定された環境作るみたいな事してていいんですかね? #かえって、子供が触れる世界を狭めてしまってないか、ちょっと不安も感じます。
それに、多くの小学生が、何の疑問もなく日本語名のファイルを使うような事態は、 わたしはむしろ避けるべきだと思ってます。
#最低でも、日本語実装ありで、理由とマナーを一緒に教えないとダメ。
ただ、日本語名のファイルが作れるから取っつきやすさが上がるってのは、完全に同意です。
#しかし・・・、日本語圏だけでそんな限定された環境作るみたいな事してていいんですかね? #かえって、子供が触れる世界を狭めてしまってないか、ちょっと不安も感じます。
この件については、ファイル名とファイル内容との区別は意味をなさないです。ファイルは内容が見えてこそ意味があるのですから。ファイル名とファイル内容とが決定的に違うのは、削除やコピーができるかどうか、というだけであって、しかもそれは「間違って」送られたときに限ります。日本語が読めない相手に配慮して英文字のファイル名をつけた、日本語の内容のファイルを故意に送るなんてことはありえません。
で、日本語でファイル名やファイル内容を書くことができれば、世界が狭まりますか? 日本語で書くことを強制されれば、狭まるでしょうが、それだと、ファイル内容を日本語で書くのも「マナーが悪い」としなければなりません。ぼくは日本語のファイル名も Windows 上なら使いますが (UTF-8 に移行すれば Linux 上でも使い始めたいと思ってます)、ぼくは狭い世界に生きているのでしょうか。日本語を使うと英語能力が低下する、なんてことでもない限り、そんなことはありません。
比率がわずかというのは、何に対して想定していますか?
世の中のあらゆるファイルを、以下のように分類したとします。
問題になるのはこの 3 番目だけですが、その割合が小さい、というつもりです。日本語を使うのは確かに世界の 1/50 くらいの人口ですが、中国語を使うのは世界の 1/5 くらいですし、ほかにもいろんな言語があります。かれらにもかれら自身の「個人利用」「国内利用」のファイルがあるので、全世界を見ても、上記分類の 3 番目が少数なのは同じです。
nativeがascii文字であるファイルシステム上で日本語を使うってのは そういった制度上の制限に逆らっているようなものだと、ふと思ったんですが・・・。
nativeがascii文字であるファイルシステムというのがどういう意味かわかりませんが、ascii文字以外も使えるように拡張しようというのが、ぼくが何度も書いてきた「開発」の意味です。ですので、その「制度」そのものの改変を目指していると考えてください。
いえ、そこまで考えておられたとはわからなかったので、先のコメントを書きましたが、 そういった方法があれば、基本的な部分では問題ないと思います。 #ただ、その方法をどうやって日本語圏以外に広めるか、が一番の問題だと思いますけど・・・。 #用意してあっても、使い方が普及しないと意味ないし・・・。 #少なくとも、日本語圏以外にも旨味を保たせないといけないですよね?
いえ、そこまで考えておられたとはわからなかったので、先のコメントを書きましたが、 そういった方法があれば、基本的な部分では問題ないと思います。
#ただ、その方法をどうやって日本語圏以外に広めるか、が一番の問題だと思いますけど・・・。 #用意してあっても、使い方が普及しないと意味ないし・・・。 #少なくとも、日本語圏以外にも旨味を保たせないといけないですよね?
そんな、日本語だけなんてケチなことはこれっぽっちも考えてません。世界各国の人が自分自身の好きな文字を使えるようになればいいなと思います。ですので、日本語圏から外に広める、ということが課題になるとは考えていません。日本語のためだけの仕組みを考えてそれを世界中の人に使ってもらおうなんて、そんな不公平な考えは持っていません。
ただし、ワイルドカードの拡張、とかについては、べつに具体的なアイディアがあるわけでもないし、ぼく自身は特に必要性を感じていません。ないよりは、あるほう
>ファイル名とファイル内容とが決定的に違うのは、削除や >コピーができるかどうか、というだけであって、しかもそれは >「間違って」送られたときに限ります。 >日本語が読めない相手に配慮して英文字のファイル名をつけた、 >日本語の内容のファイルを故意に送るなんてことはありえません。 ここについては、ヒューマンエラーの問題や、相手の環境への無認識によるので、 あり得なかったり、無視できるような低比率にはならない、と、わたしは 考えています。 #皆がみんな、そこまで相手のことを思いやったり、賢かったらよいんでしょうが、 #残念ながら人間はそんな無条件に期待できるものではないですし。
なんかこの話,ついていけていないのですが. 例えば,メールの添付ファイルで「読めない名前のファイル」を送りつけられたら,(別に,「URL で読めない文字列を指定されたら」でもいいですが) 「読めないぞ」と返事を書いて書き直させるか,(添付ファイルの場合) 手元で書き直すか,どちらかにすればいいわけで, 「他人に読めない可能性のある名前はつけるな」という方向にしか話が進まないのはどうしてでしょう.
>問題になるのはこの 3 番だけですが、その割合が小さい、 >というつもりです。 ここ、異論があります。これは個人のポリシー及び環境に依存するものではないですか?
ぼくの意図は、全世界の全ファイルをぜんぶ数えれば、そのなかで、3 番の数が小さい、というものです。全世界のそれぞれの人について、その人の持つファイルのうち 3 が少ないというつもりはありませんでした。
たしかに、そういう人はいそうですね。外国に住んでいる人とか。 そこで、世界には「外国人と頻繁にファイルのやりとりをする人」と 「外国人とめったにファイルのやりとりをしない人」がいると考えてみましょう。
まず前者ですが、そういう人は、外国人と頻繁にファイルのやりとりをし始め るころは間違うことがあるでしょうが、そのうち理解するようになって、 問題でなくなるはずです。
つぎに後者ですが、そういう人は、いつまでたっても学習しないかもしれませ んが、問題を起こすこと自体が少ないので、大きな問題ではありません。
どちらにせよ、大きな問題ではありません。
#異言語圏なんて想定するのは、日本では残念ながらまだ一部ですし。
想定しないのは、想定する必要がない人でしょう。つまり、 外国とファイルのやりとりをしない人。そういう人は、べつに 想定しなくても問題を起こさないからいいんです。 必要に迫られれば、想定するようになります。
それから、文脈とは関係ないですが、 日本では異言語圏を想定する人が少なく、他国では多い、 と思われているようですが、海外ではどうかについては、ぼくは知りません。 もしそれが経験から来た実感であるとすれば、redbrick さんが経験した 外国人は 100%、異言語圏を想定した人のはずですから (なぜって、redbrick さんと接触があるのですから)、 その実感で他国のことを類推すると、間違うと思います。
C言語を使っているものは、確実にasciiの文字は処理できるはずですよね?
確実ではありません。EBCDIC でも C 言語は動きます。 いや、コード変換すれば処理できますが、 それだとnativeじゃないですし。
#しかし、いまさらながらに考えてみると、大変なことをやろうと #されてるんですね(汗)。 #わたしも何か協力できればいいのですが・・・。
すみません、やってません。ぼくの言いたいのは、そういう開発の動きを 止める必要はない、ということです。また、非 ASCII ファイル名が 使えるようになるのは将来世界が Unicode に移行し終わったときですから、 それについて考えるのは、まだまだ時期尚早です。 むしろ、今からそんなことをすると、Unicode を使っていない人々に迷惑に なります (ファイル名はファイルの ID であるため、むやみにコード変換 してはいけない)。
開発は、じつはそんなに大変ではないと予想されます。 UTF-8 ロケールを用意すれば、今すぐにでも使うことができます。 いくつか改良が必要で、たとえば ls がファイル一覧をカラムを合わせて表示する際、ファイル名の バイト数と表示カラム数とが一致するとは限らないことに対処する必要があるとか、 こまごまとしたことばかりです。 (ただ、このへんも、Unicode さえ使えるようになればいいのだ、 と考える人々と、いや、EUC なども使えないと、とする人々との対立というか、 やんなっちゃう。「Unicode への移行を促進するためには、 Unicode しか使えなくしてしまうのがよい」なんて考えてるっぽい人もいるし)。
それよりも、いちばんネックになるのは、ユーザの大部分がいつ Unicode に移行するか、ということです。 (なにせ、たとえば Shift_JIS とか EUC-JP が、今の EBCDIC くらいにマイナーにならないといけないんですから)。 移行に際していろいろと問題があると 移行できないので、そのへんをかたづける必要があるので、 「何か協力」というか、なにか作業や活動することというと、 まずこのへんがあります。何度も出してすみませんが Unicode と他のエンコーディングとの相互運用の問題 [debian.or.jp] (ついに日本語版を用意しました!) とかの問題を解決しないといけません。 あと、「みんなー、Unicode に移行しようよー」と呼びかければ、 Unicode ファイル名の実現に近づくでしょうが、ぼくはやるつもりはありません。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
Re:でもファイル名に日本語は避けた方が... (スコア:1)
それはそれでわかるけど、これを、日本語ファイル名を使えるようにソフトウェアを改良することをさぼる言い訳にしてはいけないと思います。
Re:でもファイル名に日本語は避けた方が... (スコア:1)
それは、世界中の、日本語が読めない人とのコミュニケーションを諦める言い訳ですか?
#もし日本語が読めない人に日本語名のファイルが届いたり、緊急で日本語名しかつ
---- redbrick
各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
感情的な書き方をしてしまってすみません(汗)。
心より謝罪いたします。
>それは、世界中の、日本語が読めない人とのコミュニケーションを諦める言い訳ですか?
日本語名のファイルって、結局、日本語読めない人には読めない可能性があるんですよね。
#意味が取れなくても個体識別が出来れば、と思う方もいるかもしれませんが、
#左書きのアラビア文字をファイル名に使われたファイルが複数あったりした場合を
#想像してみてください(汗)。
#すくなくとも、わたし自身は読めない文字のファイル名ではファイル識
---- redbrick
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
それは、運用上の問題だと思います。日本語ファイル名が使えるからといって、それを(コンピュータじゃなくて人間が)読めない人に送るのは間違った行為です。それは、紙メディアのメールでも同じことでしょう。
日本語ファイル名を使える (ようになった) からといって、日本語ファイル名を使わなければならないということではありません。
同じ論理を使うと、ファイルの内容に日本語を使うことができるようになれば、日本語が読めない人に日本語内容のファイルが届いたり、緊急で日本語内容のファイルを扱わなければいけない状況になたらどうするんだろう? ということになります。テキストファイルの内容に日本語を使うことは現に可能なことですが、それは、まずいことですか? そうじゃないですよね。(でなければ、この議論さえ日本語で行うことができなくなりますよ)
すみませんが、正直言って、なにを心配されているのか、よくわからないです。「すべてのファイル名は、万一、日本語が読めない外国人に送らないといけないかもしれない場合に備えて、日本語は使っちゃいけない」ということでしょうか。その仮定 (すべてのファイルは、外国人が扱う必要が生じる可能性がある) は間違っていますし、仮に間違っていないとしても、日本語の使用を禁止する手段として「実装をさぼる」というのは間違った方法だと思います。
ちなみに、ファイル名は識別子なので、翻訳してはいけないと思います。
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
何だか、私のコメントから思わぬ方法に話が行ってしまっているようでちょっと困惑。
私は「実装をさぼってもいい」とは思っていません。ただし仮に日本語が使える場面でも状況によっては安易に使わない方がいいのではないか、ということを言いたかったのです。英語に比べて日本語は文字数が桁違いに多いので特別な入力方式が必要、というのは変えようのない事実ですから。結局
は全くその通りだと思います。
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
ぼくは wawawa さんのコメントのあたりからの文脈で話を進めてきたつも りです。つまり、 現実に使いたい人がいるのなら用意するべき、という意見に対して、 コマンドラインで入力するのが面倒だから、という意見がついたので、 それは実装しない理由にはならない、というコメントをしたのが始まりです。 でも、thor さんとは意見の相違はないみたいですので、これで終わりましょ う。つまり、運用で気をつけるべきだ、ということで合意ですね。具体的に どのように気をつけるべきかまでは、ここでは踏み込むつもりはありません。 それだけでひとつの話題になってしまうでしょうし、 ぼくは特にこの件に関して強い意見を持っていないので。 たぶん、「安易に使わない」の「安易」が具体的にどういうことか、 ということになるのでしょうが。
redbrick さんのほうが、ここでの議論の本筋です。それは別コメントで。
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
どちらの立場でもありません。
コミュニケーション阻害、及び他人に迷惑をかける可能性のある
実装を安易に追加するのに反対なのです。
>それは、運用上の問題だと思います。
わたしは、そんな簡単なものではなくて、ポリシーの問題だと
思ってますが・・・。
違ってますかね?
>日本語ファイル名が使えるからといって、それを
>(コンピュータじゃなくて人間が)読めない人に送るのは間違った行為です。
手段が提供されているからと言って勝手な正当化をして、
間違った行為を繰り返す人間は星の数ほどいます。
それに、もしこんなものが実装されたら、その内包する問題に気づかずに
間違いを繰り返してしまう人間もたくさんいそうです。
#CodeRedやNimdaの例を思い出せば、一目瞭然だと思いますが。
>それは、紙メディアのメールでも同じことでしょう。
紙のメディアでも起こり得ると簡単に想像できるのですから、
Network上ならもっとひどいかもしれない、とは
想像できないのですか?
#実装しなけりゃ防げる間違いなのは明らかなのに・・・。
各国語をファイル名に使えるようにするということは、
各人が間違って届けられた各国語で名付けられたファイルを
扱うのに、いちいち各国語のIMを使わなければならない
可能性もある、ということは容易に分かりますよね?
#この時点では、m17nが実現されてて文字化けは起こらないと
#仮定してますので、エスケープシークエンスを使った削除が
#必ずきくとは限らないと思います。
#まぁ、効いても問題の本質は変わりませんが。
それに、IMをうまく使えるとも限りませんし、見慣れないために
文字を間違えて余計な時間をかけてしまうこともあるかもしれません。
これで、すでに迷惑ですよね?
さらに、CUIだけしか使えないでIMを入手できなかったシステムの場合は、
削除も移動も出来ないファイルになりかねません。
#ある程度の熟練者ならなんとか裏技を使うでしょうが、
#さらにその人がそんなことを知らない人だったなら、
#とんでもない迷惑かけるだけですよね。
そう云った可能性全部を考慮して、全部つぶせる、
全く問題の起きない実装ができるということであれば、
わたしはなにも言いませんが・・・。
既に見えている問題を看過して、問題をもったまま
実装を作り込むのでは、少し場当たり的すぎませんか?
「ファイルの内容に日本語を使うことができるようになれば、
日本語が読めない人に日本語内容のファイルが届いたり、
緊急で日本語内容のファイルを扱わなければいけない状況に
なったらどうするんだろう? 」
これは現状ですら回避可能な問題ですよね?
無視してもいいし削除も出来るし。
#精度は低いですが文脈での自動翻訳も可能です。
#何より、見ながら辞書が引けます。
#でも、ファイル名の場合はそのファイル名を入力も
#出来ないかもしれません。
これを反例としてなにを示したいんですか?
#ファイルシステムにふかく関わるファイル名の場合とは
#比較できないと思うんですが・・・。
「すべてのファイル名は、万一、日本語が読めない外国人に
送らないといけないかもしれない場合に備えて、
日本語は使っちゃいけない」
ちょっと違います。
「すべてのファイル名は、そのnative文字以外を使用することを
考慮していないシステムに送らないといけないかもしれない場合に備えて、
コンピュータのnativeの文字であるascii文字以外は使ってはいけない。」です。
#Windows95やMacの漢字トークが中途半端な実装するから
#そもそもいけないんだよな・・・。
いっそのこと、ファイルシステム自体が持つ名前はascii限定として、
各国語のlocaleに反応して、特定のlocaleでのみ見えてくる別名
(localeが合っていれば指定できるが、合ってなければ
"LANG C"などのコンピュータのnative localeのasciiだけの
名前が見えてくるとか)を持つファイルシステム、なんて
ものを作るべきなのかもしれません。
#実体と仮の名称が定義できればいいんだけど、
#localeに反応して名前を切り替えできないと
#削除でまた手間取るなぁ・・・きっと。
---- redbrick
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
それは、ぼくが紙メディアの例を出した意図を誤解しています。 紙メディアには、何でも好き勝手な文字を書くことができますし、 海外に送ることもできます。しかし、だからといって、国内でのみ 使用すると決まっている本や手紙まで、アルファベットを使えと 主張するのは間違っていることでしょう? 想定される不具合 (たとえば、外国に手紙を出す際に、 カタカナで相手住所を書いてしまって行方不明になる) に対して、対策 (日本国内でさえ、日本語が使えなくなる) のもたらす不都合が大きすぎます。
世の中のファイルのうち、個人でしか使わないものは星の数ほどあります。 それらは、自分の好き勝手なファイル名をつけてもかまわないはずです。 他人と共有するファイルなんて、ごく一部ですし、外国人と共有するファイル なんて、そのまたほんのごく一部です。そのほんのごく一部について、 うっかり日本語を使ってしまう危険性を排除するために、 世の中の全ファイルに日本語を使えなくしてしまう、 というのはバランス感覚を欠いていると言えると思います。
ええ、もちろん、わかります。最悪、入力もできないし、 下手するとワイルドカードで絞り込むこともできなくなる可能性も あります。でも、そんな、ほんのわずかの可能性 (数じゃなくて、 比率がわずか) のために、たとえば日本人の多くの小学生がパソコンを 使えるようになる可能性をつぶすべきだとは思えません。 ただ、問題があるのは確かですので、たぶんワイルドカードの拡張などの 方法で入力できなくてもなんとか扱える最低レベルを確保する 必要はあるでしょうね。他に問題はありますか?
外国人に日本語ファイル名のファイルを送るようなやつは、 たぶん、紙メディアの手紙でも、宛先をカタカナで書くなどの、 同じ間抜けなことをすることでしょう。 だからといって、なにか対策を講じるべきですか? その対策は、国内・国外を含む全ての手紙はアルファベットで書くべし、 他人に見せることのない個人的なメモでさえ英数字以外は使うな、 ということであるべきですか?
まず、そんな備えをすべてのファイルに行うのは非現実的だ、 というのは以上に書いた通りです。それから、 コンピュータのnativeの文字、ですが、ぼくは今まで 「コンピュータじゃなくて人間の可読性」を議論してきたつもりなんですが。 つまり、コンピュータが可読になるように実装しよう、 という話に対して、コンピュータが扱えても人間が扱え なければ意味がない、という批判があり、それに対してぼくは、 それは実装の問題ではなく運用の問題だ、と答えてきたのが今までの 話の流れです。しかし、ここで話題を変えるのもいいでしょう。
現時点で、非 ASCII 文字を Linux/BSD 等でファイル名に 使うことは、個人利用でさえ、奨励できないと思っています。 実際に実装するとなると、エンコーディングは固定しないとだめで、 ロケール依存にはできないはず。そうなると、変換が一意に決まらないと ファイルの同一性が維持できなくなり破綻するので、 実際に非 ASCII 文字のファイル名が使えるようになるのは 遠い将来、Unicode 以外を使う人がほとんどいなくなってからの ことだと思います。で、現時点でこういうことを声高に主張することの 危険 (「Unicode 以外は実装側で禁止してしまうことにより、 Unicode への移行をユーザに強制しよう」 という勢力に加担することになってしまう) を考えると、じつはぼくは非 ASCII 文字ファイル名の実現については 消極派を自任しているつもりです。が、遠い将来、 ユーザの自主的な選択の結果として非 Unicode 文字集合が ほとんど使われなくなった時点では、非 ASCII 文字ファイル名は 当然導入すべきだと思っています。「ほとんど」というのがどれくらいか、 というのが具体的には問題になるでしょう。各国で事情は違うでしょうが、 すべての Linux/BSD ディストリビューションのデフォルトのロケールが UTF-8 になる頃、あるいは、非 Unicode 文字集合の地位が現在における EBCDIC くらいにまでマイナーになる頃、と思っています。 数年では実
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
>紙メディアには、何でも好き勝手な文字を書くことができますし、 海外に送ることもできます。
>しかし、だからといって、国内でのみ 使用すると決まっている本や手紙まで、
>アルファベットを使えと 主張するのは間違っていることでしょう?
はい、こちらについてはご指摘の通り、わたしの間違った思い込みがありました。
どうもすみませんでした。
#ただ、一つ思いついたことがあるんですけど・・・(汗)。
#日本国内の郵便制度を使うのが、日本語を母国語とする人ばかりではないことも
#あると思うので、そういう場合は、制度上であて名だけでも日本語を書くことを
#強制されてしまいますよね?
#さらに、送る相手の名前も他国語だとどうなるんでしょう?
#日本語じゃ正確に表記できない名前とか・・・。
#大抵の場合は漢字か、カタカナでの表記になりますが、それは、
#制度上であて名について制限を受けてることになりますよね?
#nativeがascii文字であるファイルシステム上で日本語を使うってのは、
#そういった制度上の制限に逆らっているようなものだと、ふと思ったんですが・・・。
>>いちいち各国語のIMを使わなければならない 可能性もある
>
>ええ、もちろん、わかります。最悪、入力もできないし、 下手するとワイルドカードで
>絞り込むこともできなくなる可能性も あります。
はい、それが怖いのです。
それによって、日本語を使うことを想定していない人に迷惑がかかることを恐れています。
>でも、そんな、ほんのわずかの可能性 (数じゃなくて、 比率がわずか) のために、
>たとえば日本人の多くの小学生がパソコンを 使えるようになる可能性を
>つぶすべきだとは思えません。
比率がわずかというのは、何に対して想定していますか?
人口比で言えば、日本語を扱うことが出来る人間は地球上ではごくわずかですから、
日本から一歩外に出たならば、その比率はかなり大きくないですか?
人間だけでなくて、ファイルだけが独り歩きしたとしても・・・。
それに、多くの小学生が、何の疑問もなく日本語名のファイルを使うような事態は、
わたしはむしろ避けるべきだと思ってます。
#最低でも、日本語実装ありで、理由とマナーを一緒に教えないとダメ。
ただ、日本語名のファイルが作れるから取っつきやすさが上がるってのは、
完全に同意です。
#しかし・・・、日本語圏だけでそんな限定された環境作るみたいな事してていいんですかね?
#かえって、子供が触れる世界を狭めてしまってないか、ちょっと不安も感じます。
>ただ、問題があるのは確かですので、たぶんワイルドカードの拡張などの
>方法で入力できなくてもなんとか扱える最低レベルを確保する 必要はあるでしょうね。
>他に問題はありますか?
いえ、そこまで考えておられたとはわからなかったので、先のコメントを書きましたが、
そういった方法があれば、基本的な部分では問題ないと思います。
#ただ、その方法をどうやって日本語圏以外に広めるか、が一番の問題だと思いますけど・・・。
#用意してあっても、使い方が普及しないと意味ないし・・・。
#少なくとも、日本語圏以外にも旨味を保たせないといけないですよね?
>外国人に日本語ファイル名のファイルを送るようなやつは、 たぶん、紙メディアの手紙でも、
>宛先をカタカナで書くなどの、 同じ間抜けなことをすることでしょう。
> だからといって、なにか対策を講じるべきですか?
その問題の発生比率と、被害を被る人間が多ければ、必要だと思います。
#現時点では、少なくとも被害を被る人間の方が大多数ですし。
>その対策は、国内・国外を含む全ての手紙はアルファベットで書くべし、
>他人に見せることのない個人的なメモでさえ英数字以外は使うな、
>ということであるべきですか?
テキストファイルやファイルの内容についてはそうは思いません。
#エディタやビューワのm17nで一応対応できるし。
ただ、少なくとも、システム的に日本語ファイル名を扱えるのは、世界では
少数に過ぎないので、ファイル名についてはそういった対応でも仕方ない部分はあると思ってます。
#大手を振って使えて、他人に迷惑掛けないんなら、わたしもぜひ使いたいんですが・・・。
>現時点で、非 ASCII 文字を Linux/BSD 等でファイル名に 使うことは、個人利用でさえ、
>奨励できないと思っています。 実際に...[以下段落まで略します]
この点については完全
---- redbrick
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:2, すばらしい洞察)
いえ、そうではありません。現在、EBCDIC を使っている人が非常に少なく、ASCII (およびその上位互換なエンコーディング) を使っている人がほとんどなので、ASCII 以外を無視してものごとを進めることが多いわけです (たとえば、ASCII をファイル名に使い、それを誰かに送っても構わない、ということ)。日本語がファイル名として利用可能になるには、同じように、日本語を含むエンコーディング (たとえば、EUC-JP、UTF-8 など) が現在の ASCII と同じような地位に立つことが必要です。日本語を含むエンコーディングの中で、将来世界中で使われるようになる可能性があるのは Unicode でしょう、ということです。ただ、いまの議論ではそれを実装する手段が Unicode かどうかというのはどうでもいいことで、仮に世界が ISO-2022 でまとまりそうな気配であれば、ぼくは ISO-2022 を推したことでしょう。
この件については、ファイル名とファイル内容との区別は意味をなさないです。ファイルは内容が見えてこそ意味があるのですから。ファイル名とファイル内容とが決定的に違うのは、削除やコピーができるかどうか、というだけであって、しかもそれは「間違って」送られたときに限ります。日本語が読めない相手に配慮して英文字のファイル名をつけた、日本語の内容のファイルを故意に送るなんてことはありえません。
で、日本語でファイル名やファイル内容を書くことができれば、世界が狭まりますか? 日本語で書くことを強制されれば、狭まるでしょうが、それだと、ファイル内容を日本語で書くのも「マナーが悪い」としなければなりません。ぼくは日本語のファイル名も Windows 上なら使いますが (UTF-8 に移行すれば Linux 上でも使い始めたいと思ってます)、ぼくは狭い世界に生きているのでしょうか。日本語を使うと英語能力が低下する、なんてことでもない限り、そんなことはありません。
世の中のあらゆるファイルを、以下のように分類したとします。
問題になるのはこの 3 番目だけですが、その割合が小さい、というつもりです。日本語を使うのは確かに世界の 1/50 くらいの人口ですが、中国語を使うのは世界の 1/5 くらいですし、ほかにもいろんな言語があります。かれらにもかれら自身の「個人利用」「国内利用」のファイルがあるので、全世界を見ても、上記分類の 3 番目が少数なのは同じです。
nativeがascii文字であるファイルシステムというのがどういう意味かわかりませんが、ascii文字以外も使えるように拡張しようというのが、ぼくが何度も書いてきた「開発」の意味です。ですので、その「制度」そのものの改変を目指していると考えてください。
そんな、日本語だけなんてケチなことはこれっぽっちも考えてません。世界各国の人が自分自身の好きな文字を使えるようになればいいなと思います。ですので、日本語圏から外に広める、ということが課題になるとは考えていません。日本語のためだけの仕組みを考えてそれを世界中の人に使ってもらおうなんて、そんな不公平な考えは持っていません。
ただし、ワイルドカードの拡張、とかについては、べつに具体的なアイディアがあるわけでもないし、ぼく自身は特に必要性を感じていません。ないよりは、あるほう
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
各国語で命名されたファイルをただ扱うだけなら、GUIの方が楽なのは確かで、CUIだと色々とやらなければならないことが増えるのも確かです。
ただ、個人的には、文書や画像、ムービーなどを大量に整理するのにCUI(極論すればshell)だけではやってられないので、emacsなり、fdなりを使ってしまいます。
Samba共有しているディレクトリはexplorer使ってしまいますが。
使い方、運用の仕方にもよると思いますが、多国語のファイル名であろうとデータをとりあえず扱えるようになってくれた方がこちらとしては助かります。
そもそも日本語だけでも3種も代表的な文字エンコードがあるってこと自体の方が嫌なんですが……
UTF-8でもいいから統一されないものだろうかと思ってしまいます。
言語処理をやろうとすると確かに嫌な規格なんですが……
本当かい♪本当かい♪
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
#時間が過ぎていくのを見ながら、ずっと自分の意見を整理してました。
同意できる部分が多いので、意見の相違点及び私が間違った点に話を絞ります。
言及してない部分は同意として考えていただけると助かります。
EBCDICの件では、わたしの方で誤読&誤解がありまして(汗)、すみませんでした(汗)。
その部分でご説明いただいた点、完全に納得しました。
#Unicodeに圧倒された他のencodingがEBCDICと同等の普及率になったら、
#ということでしたね(汗)。
>この件については、ファイル名とファイル内容との区別は
>意味をなさないです。
そうですね、そうだと思います(汗)。
ここについては、わたしは現状の制限に捕らわれすぎていたようです。
混乱させてしまってすみませんでした。
>ファイル名とファイル内容とが決定的に違うのは、削除や
>コピーができるかどうか、というだけであって、しかもそれは
>「間違って」送られたときに限ります。
>日本語が読めない相手に配慮して英文字のファイル名をつけた、
>日本語の内容のファイルを故意に送るなんてことはありえません。
ここについては、ヒューマンエラーの問題や、相手の環境への無認識によるので、
あり得なかったり、無視できるような低比率にはならない、と、わたしは
考えています。
#皆がみんな、そこまで相手のことを思いやったり、賢かったらよいんでしょうが、
#残念ながら人間はそんな無条件に期待できるものではないですし。
>で、日本語でファイル名やファイル内容を書くことができれば、
>世界が狭まりますか?
うーん・・・一概にそうはいえないですね(汗)。
この点、わたしの思い違いですね。謹んで撤回させていただきます。
#可能なことと制限は別で考えないとな。
#今出来ること、出来ないこと、想定している世界で出来ること、出来ないことって・・・
#アタマの切り替えがムズカシイ・・・(汗)。
>ぼくは日本語のファイル名も Windows 上なら使いますが
>(UTF-8 に移行すれば Linux 上でも使い始めたいと思ってます)、
>ぼくは狭い世界に生きているのでしょうか。
そんなことはないと思います(汗)。
#無認識に「世界を狭めてる」と言ったりする方が世界が狭いですね(汗)。
>>比率がわずかというのは、何に対して想定していますか?
>
>世の中のあらゆるファイルを、以下のように分類したとします。
>
>1.まったく個人利用のファイル
>2.同じ言語圏の他人と共有するファイル
>3.違う言語圏の他人と共有するファイル
>
>問題になるのはこの 3 番目だけですが、その割合が小さい、
>というつもりです。
ここ、異論があります。
これは個人のポリシー及び環境に依存するものではないですか?
#異言語圏なんて想定するのは、日本では残念ながらまだ一部ですし。
#それを考慮すると、わたしには(1)個人利用のもの、(2)共有のもの、の
#分類の方がしっくり来る気がします。
#で、言語の差なんて考えない->異言語圏で問題発生って
#事例は、遭遇してみないと理解できないですよね?
#でも、そんな事で迷惑をかけられる側はたまったものではないので、
#その点をどうしたらよいか、考えてますが、・・・難しいですね(汗)。
>かれらにもかれら自身の「個人利用」「国内利用」のファイルがあるので、
>全世界を見ても、上記分類の 3 番目が少数なのは同じです。
これも、全世界の人間についておしなべてはいえないのではないですか?
#個人的な環境依存の部分が大きいと思う・・・。
#インドのコンピュータ技術者とか、範囲を区切れば上記3番目がもっとも多い
#なんてこともありえそうですし。
でも・・・システム側で、
「このファイルは共有ファイルだから言語はこれで」
なんて制限かけられる性格のものではないですよね(汗)。
>>nativeがascii文字であるファイルシステム上で日本語を
>>使うってのは そういった制度上の制限に逆らっているようなものだと、
>>ふと思ったんですが・・・。
>nativeがascii文字であるファイルシステムというのが
>どういう意味かわかりませんが、ascii文字以外も使えるように
>拡張しようというのが、ぼくが何度も書いてきた「開発」の意味です。
えーと、ファイルシステム及び表示系の部分で、C言語を使ってるものは、
確実にasciiの文字は処理できるはずですよね?
#C言語の記述表現としてascii文字を使っているのと、
#メッ
---- redbrick
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
なんかこの話,ついていけていないのですが. 例えば,メールの添付ファイルで「読めない名前のファイル」を送りつけられたら,(別に,「URL で読めない文字列を指定されたら」でもいいですが) 「読めないぞ」と返事を書いて書き直させるか,(添付ファイルの場合) 手元で書き直すか,どちらかにすればいいわけで, 「他人に読めない可能性のある名前はつけるな」という方向にしか話が進まないのはどうしてでしょう.
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
以下、とりあえず「自国語のファイル名」に絞ります。
ファイル名はどうあるべきかと考えると、まず「作成者がその内容を想起できること」が最初で、
「非自国語圏の人に理解できること」や「非自国語圏の人のファイルシステムで取り扱えること」は、
それよりも優先順位が低いと思います。そして、非自国語圏の人へファイルを送るときは、
単にコピーして適当にリネームするだけで解決するので、上記の優先順位を覆す程ではないと思います。
# 2バイトコードの扱いに不安があるOSに配慮して英文字のファイル名を付けたことはあります。
# 大昔のNT4とか。
「相手環境の無知/無理解」については、とりあえず一回痛い目に遭えば理解できるのではないでしょうか。
もし痛い目に遭っても理解できないのなら、そもそも「使うな」と教育しても受け入れないでしょう。
# OEとか。;-)
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
ぼくの意図は、全世界の全ファイルをぜんぶ数えれば、そのなかで、3 番の数が小さい、というものです。全世界のそれぞれの人について、その人の持つファイルのうち 3 が少ないというつもりはありませんでした。
たしかに、そういう人はいそうですね。外国に住んでいる人とか。 そこで、世界には「外国人と頻繁にファイルのやりとりをする人」と 「外国人とめったにファイルのやりとりをしない人」がいると考えてみましょう。
まず前者ですが、そういう人は、外国人と頻繁にファイルのやりとりをし始め るころは間違うことがあるでしょうが、そのうち理解するようになって、 問題でなくなるはずです。
つぎに後者ですが、そういう人は、いつまでたっても学習しないかもしれませ んが、問題を起こすこと自体が少ないので、大きな問題ではありません。
どちらにせよ、大きな問題ではありません。
想定しないのは、想定する必要がない人でしょう。つまり、 外国とファイルのやりとりをしない人。そういう人は、べつに 想定しなくても問題を起こさないからいいんです。 必要に迫られれば、想定するようになります。
それから、文脈とは関係ないですが、 日本では異言語圏を想定する人が少なく、他国では多い、 と思われているようですが、海外ではどうかについては、ぼくは知りません。 もしそれが経験から来た実感であるとすれば、redbrick さんが経験した 外国人は 100%、異言語圏を想定した人のはずですから (なぜって、redbrick さんと接触があるのですから)、 その実感で他国のことを類推すると、間違うと思います。
確実ではありません。EBCDIC でも C 言語は動きます。 いや、コード変換すれば処理できますが、 それだとnativeじゃないですし。
すみません、やってません。ぼくの言いたいのは、そういう開発の動きを 止める必要はない、ということです。また、非 ASCII ファイル名が 使えるようになるのは将来世界が Unicode に移行し終わったときですから、 それについて考えるのは、まだまだ時期尚早です。 むしろ、今からそんなことをすると、Unicode を使っていない人々に迷惑に なります (ファイル名はファイルの ID であるため、むやみにコード変換 してはいけない)。
開発は、じつはそんなに大変ではないと予想されます。 UTF-8 ロケールを用意すれば、今すぐにでも使うことができます。 いくつか改良が必要で、たとえば ls がファイル一覧をカラムを合わせて表示する際、ファイル名の バイト数と表示カラム数とが一致するとは限らないことに対処する必要があるとか、 こまごまとしたことばかりです。 (ただ、このへんも、Unicode さえ使えるようになればいいのだ、 と考える人々と、いや、EUC なども使えないと、とする人々との対立というか、 やんなっちゃう。「Unicode への移行を促進するためには、 Unicode しか使えなくしてしまうのがよい」なんて考えてるっぽい人もいるし)。
それよりも、いちばんネックになるのは、ユーザの大部分がいつ Unicode に移行するか、ということです。 (なにせ、たとえば Shift_JIS とか EUC-JP が、今の EBCDIC くらいにマイナーにならないといけないんですから)。 移行に際していろいろと問題があると 移行できないので、そのへんをかたづける必要があるので、 「何か協力」というか、なにか作業や活動することというと、 まずこのへんがあります。何度も出してすみませんが Unicode と他のエンコーディングとの相互運用の問題 [debian.or.jp] (ついに日本語版を用意しました!) とかの問題を解決しないといけません。 あと、「みんなー、Unicode に移行しようよー」と呼びかければ、 Unicode ファイル名の実現に近づくでしょうが、ぼくはやるつもりはありません。
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
>「相手環境の無知/無理解」については、とりあえず一回痛い目に遭えば
>理解できるのではないでしょうか。
>もし痛い目に遭っても理解できないのなら、そもそも「使うな」と教育しても
>受け入れないでしょう。
では、そういうことを当人が理解できる経験をする為だけに、相手に迷惑をかけても
構わないって事でしょうか?
#相手の人は迷惑かけられるだけですよね? はっきり言って何の利点もない。
そんなことをするのは、コミュニケーションのまず最初の段階でおかしくないですか?
わたしは、そういった迷惑をかけないことが、まず第一に必要だと思ってますが、
わたしの考えは間違ってますかね?
#他の方も「謝罪して訂正すれば?」って書いてらしたんですが、
#(すみません、ライトモードだとコメントのID見えないです・・・)
#謝罪するより先に迷惑掛けないことの方が大事だと思うんですが・・・。
#違ってますかね?
#それに、訂正できるって事はコミュニケーションが取れたときの話で、
#応答すら拒否されたら、迷惑がかかったかどうかも理解できないと思います。
#そういったことを考えてしまうと、「訂正すればよい」とは一概に言えないですし、
#訂正して謝罪することと、迷惑をかけない配慮をすることは別の話として考えるべきだと、
#私は考えてます。
---- redbrick
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
| 構わないって事でしょうか?
「経験をする為だけ」の意味が理解できませんが、「迷惑を掛けるつもりは無かったが
結果的に迷惑を掛けてしまった」ということであれば、構わないと思います。
一方、「迷惑を掛けるつもりだった」のであれば、するべきではないと思います。
| わたしは、そういった迷惑をかけないことが、まず第一に必要だと思ってますが、
| わたしの考えは間違ってますかね?
「迷惑を掛けないように心がけること」という意味でしたら同意します。
しかし、何をもって「迷惑」とするのでしょう?
例えば、Aliceに迷惑を掛けないよう行動したところ、
Bobにとって迷惑な行動になってしまったという場合はどうすればよいのでしょうか。
# 私にとっては、「判読不明なファイルを送りつけられること」よりも、
# 「ファイル名に使える文字を制限されること」の方がずっと迷惑です。;-)
# あと蛇足になりますが、コメントIDはソースに書いてあります。ご参考まで。
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
>構わないと思います。
えーと、結果として起こってしまった部分ではどうしようもないので、心情的には同感なのですが・・・。
わたしは、結果的にかかった迷惑と、悪意の有無は別として考えてます。
悪意があろうがなかろうが、手間(迷惑?)がかかるのは変わりがないですから。
また、その人の心情については、推測しか出来ない部分ですが、
頻度と(同一人物の)繰り返し回数によって、堪忍袋の許容量が変わると思います。
#悪意がないことで問題にしないでいられるかどうかは、この点も関係すると思いますし。
何度も同じことを繰り返してくる場合は、その人に悪意がなくても非常に迷惑ですよね?
また、最初の一回だけ、ということであっても、送信側が数百人、受け取る側が一人
または送信側より非常に少ない数ならどうでしょう?
#送信側の一人一人が最初の一回だけ、とした理想的な場合で考えてます。
・・・受け取る側がわたしだったら、そういうのはシステム側でシャットアウトして、
その特定集団の人間(言語圏だけで制限されるものではないですが)とは
以後かかわり合いにならないようにしたくなります。
#・・・まぁ、わたしだけの個人的な意見かもしれませんが。
で、回避できる部分は「迷惑をかけるかもしれない」こちら側で
出来うる限りの注意を払うようにしましょう、ということが言いたいのです。
#システム側で制限してしまう、というアタマのよくない方法も含めて、考えているのです。
> 一方、「迷惑を掛けるつもりだった」のであれば、するべきではないと思います。
こちらについては完全に同意です。
>迷惑を掛けないように心がけること」という意味でしたら同意します。
はい、その通りです。
>例えば、Aliceに迷惑を掛けないよう行動したところ、Bobにとって迷惑な行動に
>なってしまったという場合はどうすればよいのでしょうか。
その場合は、もう謝罪するしかありませんが、以後はBob及びAliceと相談して、
どちらにも迷惑にならないように中庸を取れるようにします。
#起こしてしまわない時点で、気をつけられる部分は気をつけようと言うのが
#わたしの意図であり方針です。
#この方針では、ご指摘のように気づかないことには対処できないので、
#指摘や抗議を受けるまでは問題があることに気づけないかもしれない、
#という弱点はあるのですが・・・。
#・・・もっとよい方針ってありますでしょうか?
># 「ファイル名に使える文字を制限されること」の方がずっと迷惑です。;-)
はい、これについても「迷惑」ですので、わたしは「中庸」を探しているところです。
#わたしの能力不足で、理解も歩みも遅いですが・・・。
># あと蛇足になりますが、コメントIDはソースに書いてあります。ご参考まで。
見つけました。アドバイスありがとうございます。
確かに書いてありますが・・・、長いURIの一番端っこですか・・・。
データ量削減の方向なら、リンクは要らないので、テキストでコメントIDだけ
付いてくれると、いちいちソース見なくてすむんですが・・・難しいのかな。
#こういった要望事項はどこに投げればいいんだろう・・・(汗)。
#ここ数日探し回っているのに、よさそうなところが見つからないんですが、
#どなたかご存じないですか?
---- redbrick
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:1)
「場合によっては構わないと思っている」と答えたつもりです。
| 何度も同じことを繰り返してくる場合は、その人に悪意がなくても非常に迷惑ですよね?
| また、最初の一回だけ、ということであっても、送信側が数百人、受け取る側が一人
| または送信側より非常に少ない数ならどうでしょう?
これは「判読不明なファイル」の有無に関わらず、非常に迷惑です。
# しかし、この問題に対して「大量配送が不可能なシステム」にすると、
# MLを運営している人々が迷惑することになります。
| で、回避できる部分は「迷惑をかけるかもしれない」こちら側で
| 出来うる限りの注意を払うようにしましょう、ということが言いたいのです。
異存はありません。
しかし「一方に注意を払いすぎて、他方がおろそかになること」は避けるべきでしょう。
| #この方針では、ご指摘のように気づかないことには対処できないので、
| #指摘や抗議を受けるまでは問題があることに気づけないかもしれない、
| #という弱点はあるのですが・・・。
予め問題を見つける、つまり「相手/関係者に聞いてみる」しかないでしょう。
# これよりも良い方針ってあるのでしょうか。;-)
| 確かに書いてありますが・・・、長いURIの一番端っこですか・・・。
# あとコメントIDは、URIの他に、HTMLソースの投稿者名の上のNAMEタグの値としても埋め込まれています。
# テキストにも表示してくれる方が良い、というのはおっしゃる通りだと思います。
| #こういった要望事項はどこに投げればいいんだろう・・・(汗)。
# 確かに、slashcode-jp関係の窓口は見当たりませんね。
# アカウントやコメント投稿に関する問題はslashmaster@slashdot.jpだそうですが。
Re:各国語でのファイル名のあり方は? (スコア:0)